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    ~早期離床を目指して~
    重症患者の栄養療法:ガイドラインの概説と実践の工夫
2024.06.06(木) 11:30〜2024.06.07(金) 12:00

【再配信】クリティカルケアのありかた
~早期離床を目指して~
重症患者の栄養療法:ガイドラインの概説と実践の工夫

セミナー概要

ナースの星では、よりよいケアを患者様に提供したいという想いを持つ看護師を含む医療従事者の方を応援するために、定期的にWEBセミナーを開催しています。今回は看護師や管理栄養士向けに重症患者の栄養療法に関するセミナーを企画いたしました。

本セミナーでは、東邦大学医療センター大森病院 栄養治療センター 部長であり、本年の日本臨床代謝栄養学会学術集会総会の大会長を務められた鷲澤尚宏先生(日本臨床代謝栄養学会 理事)を座長に迎え、神戸大学医学部附属病院 救命救急センター センター長であり、昨年度大会長を務められた小谷穣治先生(日本臨床代謝栄養学会 理事)をお招きし、「重症患者の栄養療法」と題してご講演いただきました。

重症患者の栄養療法は、患者の早期回復と予後改善に重要な役割を果たします。本セミナーでは、重症患者の栄養療法に関する最新のガイドラインに基づいた、実践的な知識と技術を習得することができます。

医療従事者の方であれば、どなたでもご参加いただけます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

セミナー詳細

開催日時 2024.06.06(木) 11:30〜2024.06.07(金) 12:00
開催地 オンライン
テーマ 重症患者の栄養療法:ガイドラインの概説と実践の工夫
座長

東邦大学医療センター大森病院 栄養治療センター 部長

鷲澤 尚宏 先生

演 者

神戸大学大学院医学研究科外科系講座 災害・救急医学分野 教授
神戸大学医学部附属病院 救命救急センター センター長 

小谷 穣治 先生

内容 ・治療アプローチの変遷
・疾患ごとのアプローチから、生理学的理解への進化
・ランダム化比較試験やメタ解析に基づくエビデンスの重要性 など
<抄 録> 重症病態では炎症を乗り越え創傷を治癒するために多くのエネルギーや栄養基質を必要とするが、その代謝動態は正常状態とは全く異なる。急性期の栄養代謝管理が治療成績に影響することが多くの研究で明らかとなり、いまや栄養療法、栄養治療と呼ばれるようになった。
診療報酬でも2020年から特定集中治療室を対象に早期栄養介入管理加算が算定され、2022年には対象ベッドが救命救急入院料加算、HCU加算、SCU加算、小児特定集中治療加算に拡大され、ますます重症患者の栄養療法の重要性が認識されている。さらに、その要件として「日本版重症患者の栄養療法ガイドライン(日本集中治療医学会)を参考とすること」が挙げられている。
このセミナーでは、早期経腸栄養、その投与量、静脈栄養の是非などに加えて最近特に注目されている至適タンパク投与量や運動療法 についてこのガイドラインを紐解きながら最新のエビデンスも加えて概説し、またそれらを実践するための工夫を紹介する。

■参加者のギモンや質問にお二人の先生が答えるトークセッション(約15分)

【抜粋】
★看護師 JASPENガイドラインにおいても早期経腸栄養の重要性が述べられていますが臨床において、嘔吐や肺炎などでなかなかENへ移行できない事例が見られます。その間すこしでも腸を使う最近の知見を教えてください。たとえばプレ・プロバイオティクスの最新の知見など 

★看護師 栄養を考える際、必要投与量の設定を行い投与量を計算されると思います。ハリスベネディクトが一般的かと思いますが、計算等難しいこともあります。 25Kcal/wtの簡易式を利用することがありますが、活動量の低下している高齢者などでは体重あたりどのくらいで簡易式を使うと良いですか?

★管理栄養士  経管栄養投与で便秘になる患者さんが多く見られます。PHGGが便秘に効果があると言われていますが、無闇に投与するとコストと労力がかかりますので、当院は現在使用していないですが、先生の病院ではどんな患者様にどのタイミングで投与していますか?効果は出ているでしょうか?
セミナー時間 約65分
定員 1,000名(先着順)
対象 NST 、ICU看護師、ICU管理栄養士 ICUに関わる管理栄養士、看護師、薬剤師など
視聴環境 スマートフォン、PCからのWEBアクセス(ZOOMは不要です)
費用 視聴無料
レジュメ:PDFファイル(カラー) 2,200円(税込)
申込締切 2024年6月6日17時00分
受付は終了いたしました。