第7回日本食看護研究会「認知症をもつ人々の食を支える」
セミナー概要
この度、第7回日本食看護研究会を「認知症をもつ人々の食を支える」をテーマに、2021年4月24日(土)から30日(金)の7日間、日本食看護研究会のホームページ上でWeb開催(一部オンライン開催)をいたします。
日本食看護研究会は、食生活の質、生きる力、QOLの向上のために、食への援助の実践に根ざした食看護に関する研究、知識の普及、情報の発信を行い、もって「よりよく生きる」の支援に寄与することをねらいとして、2015年の3月に発足いたしました。また、共催先である秋田県認知症看護認定看護師ネットワークも2015年の発足以降、秋田県を拠点とし認知症ケアの質の向上のために活動を行っております。
さて、加齢とともに認知症の発症率は高くなるといわれ、認知症は長寿国である我が国では誰もが考えなくてはいけない健康課題となりました。認知症は認知機能の持続的な低下により日常生活がうまく過ごせなくなる病気です。日常生活を支える基盤の一つに食があり、この基盤の脆弱さは生きることにも影響をもたらします。そのため、日常生活のなかの食支援への困難さは極めて深刻な課題であるといえます。
かつてに比べ、認知症に関する知識は広まってきておりますが、認知症の症状の多様さから対応に苦慮する家族や介護・医療従事者は多いと思われます。こうした背景から、第7回研究会では、介護・医療従事者や家族を対象とした知識の普及、情報発信を行うことといたしました。
最後になりますが、第7回研究会ではニューノーマルな時代に合わせた運営の方法を取っております。今までとは異なる情報発信の表現となりますが、認知症をもつ人々やその周囲の人たちのハッピーにつながるような情報をお届けしたいという気持ちには変わりありません。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※シンポジウムは4月24日(土)13:30~15:00にオンライン開催し、26日以降は録画動画をご視聴いただけます。
セミナー詳細
開催日時 | 2021.04.24(土) 13:30〜15:00 |
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開催地 | オンライン |
テーマ | 認知症をもつ人々の食を支える |
内容 | ◆基調講演① 認知症の食を考える-在宅医療の視点から- 講演者:皆河崇志 氏 (医療法人正観会 御野場病院 理事長) ◆基調講演② 認知症症状からみた"食べる"の支援 講演者:北埜さつき 氏 (地方独立行政法人 秋田県立病院機構 秋田県立リハビリテーション・精神医療センター 認知症看護認定看護師) ◆シンポジウム「多様な場で過ごす認知症の人の食を支える」 ①在宅での食事支援の難しさ シンポジスト:増田良行 氏 (公益社団法人 認知症の人と家族の会秋田県支部) ②デイサービスに通う認知症をもつ方の食事ケアの実際 シンポジスト:安田智代 氏 (社会福祉法人愛染会 デイサービスセンターあいらんど 管理者 認知症看護認定看護師) ③認知症をもつ高齢者の「口から食べる」を支えるために-老健での取り組みから- シンポジスト:東美奈子 氏 (独立行政法人 地域医療機能推進機構 秋田病院付属介護老人保健施設 認知症看護認定看護師) ④認知症病棟における食生活支援 シンポジスト:武藤直将 氏 (地方独立行政法人 秋田県立病院機構 秋田県立リハビリテーション・精神医療センター 病態栄養専門管理栄養士) ⑤認知症をもつ人の食環境を支えるコミュニティ シンポジスト:佐藤芳 氏 (短期入所生活介護j事業所 みんなのまち岩城 セントシュアハウス株式会社 摂食嚥下障害看護認定看護師・言語聴覚士) ◆特別講演「最後のそのときまで、認知症の人の食を支える」 講演者:尾岸恵三子 氏 (日本食看護研究会理事長) |
費用 | 無料 |
本研究会への参加申し込み・お問い合わせ先 | 第7回日本食看護研究会事務局(日本赤十字秋田看護大学内)担当:高田由美 申込・問い合わせ先: takada@rcakita.ac.jp 参加申し込みの際、次の事項をご記入ください ①お名前(必須)・メールアドレス(必須) ②電話番号、ご所属(任意) ③シンポジウムで聴いてみたいこと(任意) ◆参加申し込み締め切り オンライン開催(シンポジウム)を視聴される場合は、4月22日(木)12時までにお申込ください。 なお、録画動画の視聴については、4月30日(金)12時まで申込を受け付けます。 ◆視聴方法:参加申し込みされた方へ、Web観覧サイトへログインするためのIDとパスワード等を送らせていただきます。 |
主催 | 日本食看護研究会 |
共催 | 秋田県認知症看護認定看護師ネットワーク |