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看護研究の進め方

廣町佐智子先生の看護研究の進め方④ 関連文献検討(2)

投稿日:2012.05.30

文献検討の2つめの目的は、「研究のオリジナリティを確認すること」です。

時間をかけて研究するからには、そのテーマが、「時間をかける価値のあるもの」でなくてはなりません。

「時間をかける価値のあるもの」とは、そのテーマが重要であり、なおかつそのテーマについてあまり研究がされていないということです。

それをこれから確認していくのです。
前回と同じ文章例を提示します。
今回は、下線が引いてある部分について文献検索をしていきます。確認する内容は次の2点になります。

まず、アイスノンを使うことが大前提のように書かれていますが、それが冷却として適切な方法かということです。

次に、適切な冷却時間について研究したものがどの程度あるかということです。
文献検索の順序ですが、まずは古い文献(テキスト・単行本)で概要をつかみ、次に新しい文献(雑誌の特集・総説,研究論文,学会抄録)で詳細を明らかにするという段取りで行います。

最後に集めた文献の内容と、自分の研究との接点を明らかにして、文章に組み込んでいきます。

つまり、「自分が明らかにしたい内容はどんなことで、その課題を先行研究はどこまで明らかにしているか、その結果、研究すべき課題は何か」ということを明確に提示するのです。

コンテンツ提供元紹介

株式会社 医教 全国の看護学校・看護学生をメインに、 看護師国家試験対策模擬試験をはじめとした国試対策教材・DVDを販売。 なかでも、看護基礎教育から臨床現場への橋渡しを熟知した講師による 「基礎からのナビゲーションシリーズ」DVDは、 看護学生のみならず、新人看護師や院内研修用としても好評を得ている。

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