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長岐 祐子先生の口腔ケアコラム第10回

食事を美味しく楽しく食べるために

 食事を美味しく食べるために、皆さんどんな工夫をされていますか?


旬の食材選び、レシピ本から選んだ調理法、食欲をそそる味付けや香り、器選びや、テーブルシートから音楽まで、工夫を挙げればきりがないですね。


 しかし豪華な食事より大切なのは、誰と食事するか?になりますね。

一人でテレビを見ながら黙々と食事するのもたまには良いですが、それが日常となっていたら、食事を楽しくというよりも、空腹を満たすだけの食事になってしまいます。


 家族や友人と一緒に食事をすることは、実はとても幸せなことなのですが、歯が悪くて硬いものが食べられない、入れ歯が合わずよく噛めないなど、相手と同じものが同じような時間で食事できなくなった時に、人は老いという寂しさを痛感するようです。


 このような状況にならないように、早い段階で歯科受診をして治療を受けておく必要があります。

さらに口腔清掃が良い状況で食事をするのと、口腔内清掃が悪い状況で食事をするのでは、美味しさを感じる味覚が違ってきます。


この違いの影響力として「舌苔」が挙げられます。特に介護の必要な方には、食事前に軽く舌を2~3回舌ブラシでこすってあげてください。


きっと美味しいという味覚がよみがえり、その味を共有できる環境で食事をすることが楽しくなります。

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