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専門家Q&A

PEG周囲のイソジン消毒トガーゼ

ご質問

私は外来内視鏡室で勤務ですが、たまに病棟に応援にいくと、PEG周囲を毎日イソジン消毒を行ってガーゼで保護されています。何度かイソジンは必要ないのでは?と投げかけているのですが、なぜだめなのかが上手く説明しているつもりでも、説明不足なのかずっとイソジン消毒です。どのように説明すればよいのでしょうか?また、そのような根拠が掲載されているHPなどはありますか?よろしくおねがいします。

専門家の見解

創傷治癒の観点から、フレッシュな傷も基本的にはイソジン消毒は行っていません。
褥瘡への対応も基本的には洗浄だけで、イソジン消毒はよくないとされています。

PEG周囲についても、造設後長くても2日間のみのイソジン消毒 ⇒ 以降は微温等で洗浄しています。ガーゼではなくYパフにしています。

貴院の外科の術後の患者さんはいかがでしょうか?
私の関わっている病院では、開腹術の創部でさえもイソジン消毒をされているのは最近見かけませんが・・・。
もしそうであれば、外科の先生から病棟へ正しい指導していただいてはいかがでしょうか?
『PEG周囲の無意味な消毒、感染を助長するガーゼ保護はやめていただくように!!』啓発活動をお願い申し上げます。

ボクサーのチームドクターもされている?かっこいい某先生のクリニックのホームページを見つけました!!
結構インパクトあるかも知れません。ご覧ください!
http://www.sakae-clinic.com/wound/p02.html

かっこよくない私たちの胃ろうケアフローチャートに掲載してある基本ケアが、日常のケアであることをうたっております。

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
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