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専門家Q&A

パーキンソン病の父について

ご質問

父がパーキンソンで、特養にいます。昨年、誤嚥性肺炎を一度起こし完治しましたが、市民病院の医師に胃瘻をすすめられました。現在、体重40Kg位で痩せ細っています。現在は肺炎を起こしていませんが、今後考慮したほうがいいのでしょうか。タイミングがわかりません。ご指導ください。

専門家の見解

神経難病の方は残念ながら、徐々に嚥下障害が進行していきます。個人的には早い段階でPEG造設を行い、適時経口摂取量が少なくなった分を補う必要があると思います。パーキンソンの方は栄養管理の意味合いだけではなく、薬剤投与が何よりも大切になりますので、薬剤がPEGから入ることで病状(嚥下状態)も改善します。倫理的なことはご家族本人のお考えもありますが、お元気なうちにご自身の意思でPEG導入を検討頂くことがよいのではと思います。また、病状が悪化してからのPEG造設は術後肺炎の合併症などのリスクを伴いますので、病状が安定しているときに造設することがお勧めです。また、できることなら生涯経口摂取ができるように疲れない程度の自宅でもできる嚥下リハビリを開始してはいかがでしょうか!

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
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