専門家Q&A
マットレスの感染対策について
ご質問
標準マットレスが汚染した場合、通常はカバーを外し洗濯、熱水消毒をしなければならないと雑誌などで情報を得ましたが、体圧分散マットレスの取り扱い方法では、アルコールで拭く程度でよいと、業者さんから言われました。
吐物、血液、排泄物の汚染でマットレスまでしみこんだ場合はどのように対処したらよいか、また感染症の患者さんに使用し、目に見えない汚染がある場合などや、疥癬の患者さんに使用したマットレスの消毒方法をご教示願います。カバーだけの消毒、交換でよいでしょうか。
吐物、血液、排泄物の汚染でマットレスまでしみこんだ場合はどのように対処したらよいか、また感染症の患者さんに使用し、目に見えない汚染がある場合などや、疥癬の患者さんに使用したマットレスの消毒方法をご教示願います。カバーだけの消毒、交換でよいでしょうか。
専門家の見解
もともとどのような疾患があるかがわからないのですが、削った後の部分が触れただけで出血してしまうというのが気になります。鶏眼ではなく、ウイルス性疣贅(いわゆるイボ)の可能性はないでしょうか。もしまだでしたら、皮膚科受診をしてみたらいいかもしれません。疣贅でしたら、削ると周囲に感染して広がってしまう可能性がありマットレスは、通常では患者に直接触れない為、特別な消毒は不要で清潔が保てるように清掃をおこなった方が良いと思います。
同じく体圧分散マットレスも直接触れないようにすれば、清毒は不要です。
吐物・血液・排泄物などで汚染する恐れのある患者が使用する場合は、予め防水シーツでマットレスをカバーしましょう。
感染症には様々な感染経路がありますが、基本的には、通常の対応でよいかと思います。注意点を述べるなら、患者に触れたシーツの面をマットレスに触れないようにシーツ交換や片づけをおこなった方が良いです。
疥癬は通常の疥癬とノルウェー疥癬(角化型疥癬)の2つに大別されています。
通常の疥癬の場合は、感染対策は一般患者と同様で良いのですが、ノルウェー疥癬の場合は衣類やマットレスに虫が入りこみ他の患者へ伝播の恐れがあるので、個室に隔離し治療後又は退院後のマットレスなど布製の製品にはピレスロイド系殺虫剤を散布後1時間後に清掃をしてからマットレスは次の患者に使用しましょう。
同じく体圧分散マットレスも直接触れないようにすれば、清毒は不要です。
吐物・血液・排泄物などで汚染する恐れのある患者が使用する場合は、予め防水シーツでマットレスをカバーしましょう。
感染症には様々な感染経路がありますが、基本的には、通常の対応でよいかと思います。注意点を述べるなら、患者に触れたシーツの面をマットレスに触れないようにシーツ交換や片づけをおこなった方が良いです。
疥癬は通常の疥癬とノルウェー疥癬(角化型疥癬)の2つに大別されています。
通常の疥癬の場合は、感染対策は一般患者と同様で良いのですが、ノルウェー疥癬の場合は衣類やマットレスに虫が入りこみ他の患者へ伝播の恐れがあるので、個室に隔離し治療後又は退院後のマットレスなど布製の製品にはピレスロイド系殺虫剤を散布後1時間後に清掃をしてからマットレスは次の患者に使用しましょう。
こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
本サイト内に掲載された情報の正確性および質については万全を期すものの、常に全ての場合に有効とは限らず、また、本サービスの利用の結果、万が一会員が不利益を被ったとしても、当社は当該不利益について一切の責任を負わないものとします。
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