専門家Q&A
感染している傷とそうでない傷の見分け方
投稿日:2014.04.10
ご質問
入院した患者さんの
患者さんの腕に皮膚損傷し、大きなかさぶたができていました。
その周囲は半径5cmで赤く、圧痛がある状態です。
そのかさぶたは取れそうで、かさぶたの下に新しい皮膚が形成
されていました。なので、傷自体は膿などがない状態で、乾燥しており
受傷から一ヶ月以上の時間の経過があります。
このケースは感染していると思われますか❓
又、こうゆう時間経過している傷の感染の見分け方や、
消毒せずに様子見るだけでいいのか、など
どう対処すべきか知りたいです。ちなみに発熱はありません。
患者さんの腕に皮膚損傷し、大きなかさぶたができていました。
その周囲は半径5cmで赤く、圧痛がある状態です。
そのかさぶたは取れそうで、かさぶたの下に新しい皮膚が形成
されていました。なので、傷自体は膿などがない状態で、乾燥しており
受傷から一ヶ月以上の時間の経過があります。
このケースは感染していると思われますか❓
又、こうゆう時間経過している傷の感染の見分け方や、
消毒せずに様子見るだけでいいのか、など
どう対処すべきか知りたいです。ちなみに発熱はありません。
専門家の見解
創傷の感染兆候は、圧痛・腫脹・発赤・熱感が一般的な徴候となりますが、発熱もなく経過しているようであれば経過観察で良いと思われます。
見分け方は、やはり感染徴候があること、発熱などの症状があること、血液検査による炎症所見の増加などが指標になります。
今回のご質問では、発熱はないものの、圧痛と発赤が持続していることは、皮下膿瘍の可能性もあるため、医師による判断(場合によっては切開等の処置)も求められると考えます。
見分け方は、やはり感染徴候があること、発熱などの症状があること、血液検査による炎症所見の増加などが指標になります。
今回のご質問では、発熱はないものの、圧痛と発赤が持続していることは、皮下膿瘍の可能性もあるため、医師による判断(場合によっては切開等の処置)も求められると考えます。
こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
本サイト内に掲載された情報の正確性および質については万全を期すものの、常に全ての場合に有効とは限らず、また、本サービスの利用の結果、万が一会員が不利益を被ったとしても、当社は当該不利益について一切の責任を負わないものとします。
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