専門家Q&A
吸引操作時の標準予防策について
投稿日:2014.04.10
ご質問
前職場では鼻や口からでも吸引操作時に、感染症の有無に関わらず、ゴーグルやエプロン、手袋の
装着で吸引していました。今職場では手袋のみです。そこで疑問なのですが、吸引操作時は目には
見えないけど沢山の痰や咳嗽反射時のしぶきなどは実際、吸引者の顔や
衣服にもかかる恐れはあるのでしょうか。改めて、根拠を知りたくなりました。
回答宜しくお願いします。
装着で吸引していました。今職場では手袋のみです。そこで疑問なのですが、吸引操作時は目には
見えないけど沢山の痰や咳嗽反射時のしぶきなどは実際、吸引者の顔や
衣服にもかかる恐れはあるのでしょうか。改めて、根拠を知りたくなりました。
回答宜しくお願いします。
専門家の見解
ご指摘の通り、吸引時は手袋だけでは個人防護具が不足しています
吸引操作の咳嗽反射では、通常のくしゃみや咳と同様に口腔内の微生物が飛散します。
そのため、個人防護具が着用されていなければ、医療従事者の白衣や皮膚に付着する可能性が高いと考えましょう。
ですので、ベッドサイドで吸引をする際には必ずエプロン、手袋、マスク、フェイスシールドがセットと考えるのが合理的です。
多くの耐性菌は、接触感染を感染経路として持っているため、日常から適切に標準予防策を徹底しておく必要があります。
吸引操作の咳嗽反射では、通常のくしゃみや咳と同様に口腔内の微生物が飛散します。
そのため、個人防護具が着用されていなければ、医療従事者の白衣や皮膚に付着する可能性が高いと考えましょう。
ですので、ベッドサイドで吸引をする際には必ずエプロン、手袋、マスク、フェイスシールドがセットと考えるのが合理的です。
多くの耐性菌は、接触感染を感染経路として持っているため、日常から適切に標準予防策を徹底しておく必要があります。
こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
本サイト内に掲載された情報の正確性および質については万全を期すものの、常に全ての場合に有効とは限らず、また、本サービスの利用の結果、万が一会員が不利益を被ったとしても、当社は当該不利益について一切の責任を負わないものとします。
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