専門家Q&A
尿カテーテルの選択基準
投稿日：2014.10.15
ご質問
手術室勤務です。術前の尿カテーテルですが、今までは16FRの閉鎖式を使用していました。当院の認定看護師より、尿道損傷の恐れと感染のリスクから、最近は14FRが主流と言われ、14FRを使うようにしました。が、当院で閉鎖式の14FRの採用がなく、個別のバルンカテーテル、ウロバックを接続して使用する状況です。（採用申請はこれから出す？予定だそうですが・・）。感染のリスクを考え、看護師の手技から考えても、セットになっている閉鎖式の16FRを使ったほうがよいのでは？と思うのですが、いかがでしょうか？今までも16FRが入らない患者には14FRを使っていました。色々調べるとカテーテルサイズは14～16FRを選択すると書かれているので、16FRでもかまわないのではないかと思います。
専門家の見解
結果から述べますと、
閉鎖式の14FRが正式に導入が決まってから、14FRへ変更してもよろしいかと思います。
理由として、ＣＤＣのガイドラインを参照してください。
Guideline for Prevention of Catheter-associated Urinary Tract Infections 2009
– Centers for Disease Control and Prevention (CDC）-
http://www.cdc.gov/hicpac/pdf/CAUTI/CAUTIguideline2009final.pdf
上記のガイドラインでは、今回のご質問内容が下記のように両方とも推奨されております。
・閉鎖式の維持をおこなう。
・可能な限り最小径のカテーテルを使用を検討する。
このため、閉鎖性の維持又は最小径のカテーテルの導入のどちらかをしなければならない状況と考えられます。
スタッフへ変更するたびに指導するのは困難な点より、今後の予定もふまえ、このままを継続し、新規導入が決まり次第で変更しては如何でしょうか？
自施設の感染管理認定看護師ともう一度話しあっては如何でしょう。
閉鎖式の14FRが正式に導入が決まってから、14FRへ変更してもよろしいかと思います。
理由として、ＣＤＣのガイドラインを参照してください。
Guideline for Prevention of Catheter-associated Urinary Tract Infections 2009
– Centers for Disease Control and Prevention (CDC）-
http://www.cdc.gov/hicpac/pdf/CAUTI/CAUTIguideline2009final.pdf
上記のガイドラインでは、今回のご質問内容が下記のように両方とも推奨されております。
・閉鎖式の維持をおこなう。
・可能な限り最小径のカテーテルを使用を検討する。
このため、閉鎖性の維持又は最小径のカテーテルの導入のどちらかをしなければならない状況と考えられます。
スタッフへ変更するたびに指導するのは困難な点より、今後の予定もふまえ、このままを継続し、新規導入が決まり次第で変更しては如何でしょうか？
自施設の感染管理認定看護師ともう一度話しあっては如何でしょう。
Thanks.
お返事ありがとうございました。先生のお返事をいただく前に、認定看護師と話し合う機会がありました。当院の認定看護師は認定取得したばかりで、色々やらなければと焦っていたのかな？と感じるところがありました。改正や変更時の順序やルールなども含め話し合い、先生のおっしゃる通り、閉鎖式の14FRが採用されてから変更していくこととしました。
こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
本サイト内に掲載された情報の正確性および質については万全を期すものの、常に全ての場合に有効とは限らず、また、本サービスの利用の結果、万が一会員が不利益を被ったとしても、当社は当該不利益について一切の責任を負わないものとします。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
本サイト内に掲載された情報の正確性および質については万全を期すものの、常に全ての場合に有効とは限らず、また、本サービスの利用の結果、万が一会員が不利益を被ったとしても、当社は当該不利益について一切の責任を負わないものとします。
＼ シェア ／
