専門家Q&A
IVHヘパリンロックについて
ご質問
IVHのWルーメンカテーテルの片方のルートを使用しなくなったので、毎日ヘパリン生食でロックし、再度必要になったときに使えるようにしています。でも、今は三方活栓は使用してはいけないため、ヘパリン生食を通した後キャップをするだけですが、翌日ヘパリン生食を通す時には、閉塞してしまっていることがよくあり、そのたびに、インシデントレポート提出です。閉塞しないようにするためにはどうしたら良いでしょうか。ヘパリンを通す回数を増やしたほうがいいのか・・でも回数を増やせば感染のリスクが高まってしまうのではないかとも思います。宜しくお願いします。
専門家の見解
回答させて頂きます
マルチルーメンを使用しない場合の管理方法は、各施設によって規定されており、世界的に合意形成又は統一された管理方法はないと思います。
第一に、(すでに検討されていると思いますが)必要のないマルチルーメンは抜去又は入れ替えを検討して良いかと思います。
当院ではマルチルーメンの必要性がなくなればシングルへの入れ替えを推奨しています。
※入れ替えによる感染リスクもゼロではありませんが、毎日使用しないルーメンのラインを開放してフラッシュすることは、業務の煩雑さや求められる清潔操作の遵守を考慮すると望ましくないと考えます。
※可能であれば、マルチルーメンを挿入後、実際に再度両ルーメンを使った数を調査してもいいかもしれません。
また、実際に現在の方法でヘパリン加生食で閉塞が起こっているようですので、施設内での手技、注入量、タイミングなどについても確認が必要と思います。
ヘパリンに起因した血小板減少をはじめ、様々な潜在リスクがありますので、院内の組織横断的なチームで標準的な管理方法について検討が必要です。
※IVHは正しい用語ではありません。CVCやTPNを使用されると良いかと存じます。
マルチルーメンを使用しない場合の管理方法は、各施設によって規定されており、世界的に合意形成又は統一された管理方法はないと思います。
第一に、(すでに検討されていると思いますが)必要のないマルチルーメンは抜去又は入れ替えを検討して良いかと思います。
当院ではマルチルーメンの必要性がなくなればシングルへの入れ替えを推奨しています。
※入れ替えによる感染リスクもゼロではありませんが、毎日使用しないルーメンのラインを開放してフラッシュすることは、業務の煩雑さや求められる清潔操作の遵守を考慮すると望ましくないと考えます。
※可能であれば、マルチルーメンを挿入後、実際に再度両ルーメンを使った数を調査してもいいかもしれません。
また、実際に現在の方法でヘパリン加生食で閉塞が起こっているようですので、施設内での手技、注入量、タイミングなどについても確認が必要と思います。
ヘパリンに起因した血小板減少をはじめ、様々な潜在リスクがありますので、院内の組織横断的なチームで標準的な管理方法について検討が必要です。
※IVHは正しい用語ではありません。CVCやTPNを使用されると良いかと存じます。
こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
本サイト内に掲載された情報の正確性および質については万全を期すものの、常に全ての場合に有効とは限らず、また、本サービスの利用の結果、万が一会員が不利益を被ったとしても、当社は当該不利益について一切の責任を負わないものとします。
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