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専門家Q&A

褥瘡ケアについてスタッフの意識を高めるにはどうしたらよいか?

ご質問

皮膚科医師はフォブラストスプレーと軟骨処置で行っているが看護師がみて被覆剤(ハイドロコロイド、ハイドロサイトやアルゼン塩製剤など)を使用したほうがと思うときがあります。しかし、感染が心配と使用することはほとんどありません。(感染傾向がなくても)当院にはWOCがいないので、あまり主張することができません。院内のスタッフの褥瘡についての意識を高めるためにこんな呼びかけ方をしたらスタッフの意識が変わった、などの事例がもしありましたら教えてください。

専門家の見解

参考までに、当院で効果のあった働きかけを紹介します。
1.発症率や有病率など、客観的データを示す。統計が大変であれば、発症した人数だけでも。数値化されると、自覚が促されるようです。他の病棟や、他の病院と比較できるようにすると、なお効果的です。
2.褥瘡の評価には、画像(局所の写真)を活用する。処置に当らなかった人でも、創が今、どのような状態なのか一目瞭然、関心が高まります。
3.成功体験。ポジショニングやスキンケアなど、看護力でも褥瘡を改善させることができる!これを経験すると看護の力を再認識し、モチベーションが高まります。
4.一緒にセミナーや学会に出かけてみる。その次は院内の勉強会を企画してみる。そうしていくうちに、研究会や学会発表にこぎつけると、格段にレベルアップです。
あなたのように褥瘡に関心を持つナースが存在することから、変化は始まるのだと思っています。初めの一歩を踏み出して、仲間を増やしていってください。応援しています!

こちらの記事は、会員のスキルアップを支援するものであり、患者の病状改善および問題解決について保証するものではありません。
また、専門家Q&Aにより得られる知識はあくまで回答専門家の見解であり、医療行為となる診療行為、診断および投薬指導ではございません。
職務に生かす場合は職場の上長や患者の主治医に必ず相談し許可を取ってから実践するようお願いいたします。
専門家Q&Aを通じて得た知識を職務に活かす場合、患者のの心身の状態が悪化した場合でも、当社は一切責任を負いません。
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