看護研究の進め方
廣町佐智子先生の看護研究の進め方⑧ 研究計画作成(2)
投稿日:2012.06.26
今回は、研究のタイプによって、収集するデータが異なることを学習します。
1.研究の4つのタイプ
研究のタイプは以下のようにおおよそ4つに別れます。矢印が下から上に向かっていますが、上にいくほど、調べたい内容が絞り込まれていることを示します。
2.研究のタイプ別、収集するデータの種類
テーマが絞り込まれた研究は、データを数量化して統計処理することができます。
統計処理によって因果関係や関連性や、関連因子の検討ができるのです。
そのため、①~③のタイプの研究では、データを数字に置き換える工夫をします。
例えば、、、
「1:はい 2:いいえ」
「5:賛成だ 4:どちらかといえば賛成だ 3:どちらでもない 2:どちらかといえば反対だ 1:反対だ」
「○cm」
「○秒」
などのようにです。
このようなデータ収集方法を、「構造化されたデータ収集」と言います。
これに対して、④のような研究の場合、A自体がまだよく分かっていません。
数量化は無理です。そのため、Aの実態を把握するために、面接や観察などを通して文字情報を収集します。
これを半構造化・非構造化されたデータ収集といいます。
また、文字情報の分析ですが、当然統計処理の対象にはなりません。
研究者の判断力をつかって分析することになります。
これを質的研究といいます。
統計処理によって因果関係や関連性や、関連因子の検討ができるのです。
そのため、①~③のタイプの研究では、データを数字に置き換える工夫をします。
例えば、、、
「1:はい 2:いいえ」
「5:賛成だ 4:どちらかといえば賛成だ 3:どちらでもない 2:どちらかといえば反対だ 1:反対だ」
「○cm」
「○秒」
などのようにです。
このようなデータ収集方法を、「構造化されたデータ収集」と言います。
これに対して、④のような研究の場合、A自体がまだよく分かっていません。
数量化は無理です。そのため、Aの実態を把握するために、面接や観察などを通して文字情報を収集します。
これを半構造化・非構造化されたデータ収集といいます。
また、文字情報の分析ですが、当然統計処理の対象にはなりません。
研究者の判断力をつかって分析することになります。
これを質的研究といいます。
3.データ収集方法:質問紙法・面接法・観察法
どのようなデータでも、収集するには質問紙法・面接法・観察法などを駆使します。
どれを用いるかは、対象者の特徴や各方法のもつ利点・欠点によります。
次回はその選択方法について紹介していくことにします。
どれを用いるかは、対象者の特徴や各方法のもつ利点・欠点によります。
次回はその選択方法について紹介していくことにします。
◆看護研究の進め方◆
<第1回 テーマ決定1>
<第2回 テーマ決定2>
<第3回 関連文献検討1>
<第4回 関連文献検討2>
<第5回 補足資料 『はじめに』の例>
<第6回 質問紙法1>
<第7回 研究計画作成1>
<第8回 研究計画作成2>
<第9回 質問紙法2>
<第10回 面接法1>
<第11回 面接法2>
<第12回:データ収集:観察法①>
<第13回:データの収集:観察法②>
<第14回 データの収集:実験法①>
<第15回 データの収集:実験法2>
<第16回 倫理的配慮1>
<第17回 倫理的配慮2>
<第18回 量的分析1>
<第19回 量的分析2>
<第20回 データの分析:質的分析1>
<第21回 データの収集:質的分析2>
<第22回 論文の作成>
<第2回 テーマ決定2>
<第3回 関連文献検討1>
<第4回 関連文献検討2>
<第5回 補足資料 『はじめに』の例>
<第6回 質問紙法1>
<第7回 研究計画作成1>
<第8回 研究計画作成2>
<第9回 質問紙法2>
<第10回 面接法1>
<第11回 面接法2>
<第12回:データ収集:観察法①>
<第13回:データの収集:観察法②>
<第14回 データの収集:実験法①>
<第15回 データの収集:実験法2>
<第16回 倫理的配慮1>
<第17回 倫理的配慮2>
<第18回 量的分析1>
<第19回 量的分析2>
<第20回 データの分析:質的分析1>
<第21回 データの収集:質的分析2>
<第22回 論文の作成>
これであなたも即戦力!現場で役立つお役立ちコラム!
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