透析看護の基本のキ!第21回
第21回 透析中血圧低下のいろいろ
投稿日:2016.03.16
透析中の血圧低下の原因は
① 環血液量減少
② 心機能の低下
③ 末梢血管の収縮障害
④ 体位の変化
⑤ ドライウエイトの下げすぎ
⑥ その他(降圧薬の薬効やダイアライザーなどによるアナフィラキシーショック)
などがあります。
透析中に最もよく見られるといってもよい症状で、その原因別に対応の仕方もさまざまとなります。
一般的に低血圧は収縮期血圧が80~100㎜Hg以下となる場合の事を指しますが、年齢や基礎疾患によってその基準が変わってきます。
外来透析は透析中の安定もさることながら帰宅後の体調管理も含まれるため、患者さんの自覚症状の有無と程度も考慮し、血圧の管理を行っていきます。
血圧低下の兆候として、生あくび・眠気・脱力感・頻脈・体熱感・悪心・嘔吐・冷汗・筋痙攣・顔面蒼白・腹痛・便意・虚脱感・息切れ・胸内苦悶・意識低下・脈が触れないなどの症状が現れます。
そのような兆候や症状が合われた場合、まずは除水速度を緩めるか一時停止・下肢挙上・補液を行い、様子観察を継続しながら以後の透析治療方針を検討していきます。
② 心機能の低下
③ 末梢血管の収縮障害
④ 体位の変化
⑤ ドライウエイトの下げすぎ
⑥ その他(降圧薬の薬効やダイアライザーなどによるアナフィラキシーショック)
などがあります。
透析中に最もよく見られるといってもよい症状で、その原因別に対応の仕方もさまざまとなります。
一般的に低血圧は収縮期血圧が80~100㎜Hg以下となる場合の事を指しますが、年齢や基礎疾患によってその基準が変わってきます。
外来透析は透析中の安定もさることながら帰宅後の体調管理も含まれるため、患者さんの自覚症状の有無と程度も考慮し、血圧の管理を行っていきます。
血圧低下の兆候として、生あくび・眠気・脱力感・頻脈・体熱感・悪心・嘔吐・冷汗・筋痙攣・顔面蒼白・腹痛・便意・虚脱感・息切れ・胸内苦悶・意識低下・脈が触れないなどの症状が現れます。
そのような兆候や症状が合われた場合、まずは除水速度を緩めるか一時停止・下肢挙上・補液を行い、様子観察を継続しながら以後の透析治療方針を検討していきます。
>> 第20回 ダイアライザーによるアナフィラキシーショック
>> 第19回 ダイアライザーの膜の種類
>> 第18回 ダイアライザーとは
>> 第17回 被災患者の受け入れ
>> 第16回 被災透析患者の避難
>> 第15回 地震と災害対策
>> 第14回 停電になったら透析室はどうなるのか
>> 第13回 透析室やその近くでの火災
>> 第12回 心胸比とは
>> 第11回 ドライウエイトとは
>> 第10回 除水とは
>> 第9回 水分コントロールとは
>> 第8回 バスキュラーアクセスの観察とは
>> 第7回 シャント狭窄が起こる原因
>> 第6回 人工血管内シャントとは
>> 第5回 表在化動脈とは
>> 第4回 透析患者さんに一番多い自己血管内シャントとは
>> 第3回 血液透析の「穿刺」とは
>> 第2回 バスキュラーアクセス
>> 第1回 透析療法 (HD:Hemo Dialysis)
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