1. ホーム
  2. コラム
  3. 気持ちに寄り添う医療英会話 ワンポイントレッスン⑧
ナースのための ワンポイントレッスン 最終回

気持ちに寄り添う医療英会話 ワンポイントレッスン⑧

投稿日:2025.01.03

外国人の患者さんに接する時、「どんな風に声をかけたらいいんだろう?」と感じている方も多いことと思います。今回が最終回になりますが、今までの記事を参考に臨床の現場で役立ててください。

<最終回>  悪いニュースを配慮しながら伝える

医療現場では、時に患者さんに病状の悪化など悪いニュースを伝えなければならないことがあります。悪いニュースを配慮しながら伝える表現を紹介します。

❶ 悪い知らせがあります。良くない知らせです。

I have bad news.
I have unfortunate news.
This is not good news.

例)
Unfortunately, we have bad news. We couldnʼt get approvement for your new treatment. 
残念ながら悪い知らせがあります。あなたの新しい治療法に対する許可を得ることが出来ませんでした。
例)
This is not good news, but I have to say we couldnʼt find a donor for you.
良くない知らせですが、あなたのドナーを見つけることが出来ませんでした。


❷ 大変申し上げにくいのですが、~。   残念ながら~と言わざるを得ない。

I am afraid to say that~
I am regret to inform you that~

例)
I am afraid to tell you that your husband didnʼt respond to the treatment.
大変申し上げにくいのですが、あなたのご主人は、治療に反応しませんでした。


❸ しかし、まだ希望があります。

But, there is still hope.

例)
But, there is still hope, we will keep trying.
しかし、まだ希望があります。引き続き治療を続けます。
例)
But, we will continue to provide best treatment we can.
しかし、我々が出来る最善の治療を続けます。


❹ これ以上出来ることはありません。

There is nothing we can do.

例)
There is nothing further we can do, I am sorry.
残念ながらこれ以上出来る治療はありません。




森口 ふさ江 先生

合同会社 MIND RESET アライアンス 代表。
米国コロラド州立大学で看護学士取得後、カリフォルニア州ロマリンダ大学病院でレジスタードナースとして勤務。帰国後は小児専門病院で、急性・重症患者看護専門看護師として勤務。
2018年より看護系大学で教員となる。現在は、博士課程にて看護教育学を専攻し、臨床推論の看護教育への応用を研究テーマとしている。米国でナースとして勤務した経験を基に、国際医療通訳アカデミーにて医療通訳士養成コース(英語)や、医療従事者のための医療英会話コースなどを担当している。

医療英会話セミナーのご紹介

MIND RESET ALLIANCEでは、当英会話コラムを担当している講師が、ネイティブスピーカーとの共同による「受講者無茶苦茶参加型医療英会話研修」を適宜企画しております。
◆オンライン研修(5名以上)
◆関東圏内出張研修(10名以上)
両方受け付けています。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

詳細はこちら↓ MIND RESET アライアンス WEBサイト
https://www.mind-reset-alliance.org/

このコンテンツをご覧いただくにはログインが必要です。

会員登録(無料)がお済みでない方は、新規会員登録をお願いします。



他の方が見ているコラム