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ナースのための ワンポイントレッスン

気持ちに寄り添う医療英会話 ワンポイントレッスン⑦

投稿日:2024.10.21

外国人の患者さんに接するとき、「どんな風に声をかけたら良いんだろう?」と感じている方も多いことと思います。このシリーズでは、患者さんの気持ちに寄り添う臨床で使いたいひとこと英会話を森口ふさ江先生に教えていただきます!

第7回  排泄に関する表現

排尿、排便など排泄に関する日本語表現は、〝お小水〞、〝お通じ〞、〝用を足す〞など直接的な表現を避ける表現(婉曲表現)や、子どもに対する表現など様々ありますが、英語でも同様に多くの表現があります。

尿 Urine (ユーリン)

婉曲表現または子どもに対して Number1, Pee (ピー) Wee (ウィー)

例)
I need a wee(おしっこしたい )/ I need to pee(おしっこしたい)



便 Stool(ストゥール)

婉曲表現 Number 2,  Bowel movement
子どもに対して Poo(プー), Poop(プープ)

Bowel movementは、腸の動きという意味ですが、これを排便として使うことができます。

例)
Do you need to empty your bowls? (排便したいですか?)
Did you have a bowel movement this morning? (今朝お通じはありましたか?)



排尿する Void,Urinate /排便する Defecate

婉曲表現 または子どもが使う表現

例)
I am going to Number 1 / I am going to pee.(おしっこに行ってきます)
I am going to Number 2 / I am going to poo.(うんちしてきます)



トイレ bath room (米),toilet (英) potty (子ども用のおまる)

例)
Where is the bath room? (米)
Can I use the toilet? (英)
Do you want to go potty? (子どもに対して)
Nature is calling me. (トイレに行ってきます)

アメリカでは、toilet は便器そのものを指すので、I am going to the toiletとは言わずに、bath room(アメリカでは浴室とトイレが同じ部屋なことが多い)に行く、と言います。しかし、英国では日本と同様toiletに行く、と言ってもOKです。
Nature is calling は直訳すると自然が呼んでいるですが、トイレに行きたい時の婉曲表現として使われます。




森口 ふさ江 先生

合同会社 MIND RESET アライアンス 代表。
米国コロラド州立大学で看護学士取得後、カリフォルニア州ロマリンダ大学病院でレジスタードナースとして勤務。帰国後は小児専門病院で、急性・重症患者看護専門看護師として勤務。
2018年より看護系大学で教員となる。現在は、博士課程にて看護教育学を専攻し、臨床推論の看護教育への応用を研究テーマとしている。米国でナースとして勤務した経験を基に、国際医療通訳アカデミーにて医療通訳士養成コース(英語)や、医療従事者のための医療英会話コースなどを担当している。

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