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ナースのための ワンポイントレッスン

気持ちに寄り添う医療英会話 ワンポイントレッスン⑤

投稿日:2024.07.08

外国人の患者さんに接するとき、「どんな風に声をかけたら良いんだろう?」と感じている方も多いことと思います。このシリーズでは、患者さんの気持ちに寄り添う臨床で使いたいひとこと英会話を森口ふさ江先生に教えていただきます!

第5回 患者さんに共感を示す

相手の身になって相手の気持ちを理解する共感は、英語ではʻempathyʼ です。 ʻsympathyʼ は、相手に同情したり、憐れみを感じたりする時に使う言葉です。 看護師が患者さんに対して必要な気持ちは、 ʻsympathyʼ ではなく、 ʻempathyʼ です。 以下が、相手が辛い気持ちを話してくれたときなどに、共感を示す英語表現です。

I understand how you feel.

あなたの気持ち、よくわかります。

I feel you.
I feel for you.
I can relate.

わかります。 お察しします。

That must be hard for you.
That must have been hard for you.

それは、辛いですね。 それは、辛かったですね。

Thank you for telling me how you feel.

あなたの気持ちを話してくれて、ありがとう。

これらの表現は、患者さんの言葉にしっかりと耳を傾け、患者さんを理解しようとする気持ちと共に、表情や声のトーンにも気をつけながら使ってみてください。


森口 ふさ江 先生

合同会社 MIND RESET アライアンス 代表。
米国コロラド州立大学で看護学士取得後、カリフォルニア州ロマリンダ大学病院でレジスタードナースとして勤務。帰国後は小児専門病院で、急性・重症患者看護専門看護師として勤務。
2018年より看護系大学で教員となる。現在は、博士課程にて看護教育学を専攻し、臨床推論の看護教育への応用を研究テーマとしている。米国でナースとして勤務した経験を基に、国際医療通訳アカデミーにて医療通訳士養成コース(英語)や、医療従事者のための医療英会話コースなどを担当している。

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