西山順博先生に訊きました 第18回
『ケアに活かせる栄養療法の豆知識』第18回 ヨウ素(I)
投稿日:2020.04.16
西山順博先生に訊きました『ケアに活かせる栄養療法の豆知識』第18回
必須ミネラルのはたらき⑧
ヨウ素(I)
今回取り上げるのはヨウ素(I)。ヨウ素(ヨード)は甲状腺ホルモンの主原料で新陳代謝を促す働きがあり、体になくてはならないミネラルです。
その働きや食品に含まれる量を把握し、バランスよく取り入れましよう。
その働きや食品に含まれる量を把握し、バランスよく取り入れましよう。
ヨウ素は甲状腺ホルモンによる新陳代謝の促進に関与しています。小児の場合では成長ホルモンと共に成長を促進ずる働きがあります。
医療現場では炎症や治療の際使用する消毒に使用されていることが多く、ルゴールの主成分としても知られています。また、レントゲン検査の造影剤にも含まれているものがあります。
医療現場では炎症や治療の際使用する消毒に使用されていることが多く、ルゴールの主成分としても知られています。また、レントゲン検査の造影剤にも含まれているものがあります。
■ヨウ素のはたらき
①皮膚や爪、髪の毛等の新陳代謝も促進され、新しい細胞を作りだす。
②脂肪の燃焼にも関与。蓄積された皮下脂肪をエネルギーに変え、ダイエット効果がある。
③甲状腺ホルモンの血管を柔軟にする効果により血行がよくなり、動脈硬化防止、老化防止も期待できる。
②脂肪の燃焼にも関与。蓄積された皮下脂肪をエネルギーに変え、ダイエット効果がある。
③甲状腺ホルモンの血管を柔軟にする効果により血行がよくなり、動脈硬化防止、老化防止も期待できる。
■ヨウ素の過剰と欠乏
ヨウ素は海で摂れる食べ物に多く、特に海藻類に多く含まれます。通常から和食を摂取している日本人は、料理の素材を摂取しているだけでなく出汁などにも使用されているため摂取する機会が多いと思います。
甲状腺機能に問題がない場合、過剰な分は尿中に排泄されるため、日常生活の食事で過剰に摂取しすぎることはないと思いますが、摂取しすぎには気を付ける必要があります。
甲状腺機能に問題がない場合、過剰な分は尿中に排泄されるため、日常生活の食事で過剰に摂取しすぎることはないと思いますが、摂取しすぎには気を付ける必要があります。
参考文献:伊藤病院ホームページ
https://www.ito-hospital.jp/06_iodine/01_about_iodine.html
国立開発研究法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/index33.html
引用文献:ビタミネ https://vitamine.jp/minera/youso01.html
https://www.ito-hospital.jp/06_iodine/01_about_iodine.html
国立開発研究法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/index33.html
引用文献:ビタミネ https://vitamine.jp/minera/youso01.html
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