『ケアに活かせる栄養療法の豆知識』第17回 マグネシウム(Mg)
投稿日:2020.03.18
西山順博先生に訊きました『ケアに活かせる栄養療法の豆知識』第17回
必須ミネラルのはたらき⑦
マグネシウム(Mg)
今回取り上げるのはマグネシウム(Mg)。
便秘の時に処方される酸化マグネシウムや豆腐作りに欠かせないにがりの主成分として、皆さんにも身近な必須ミネラルではないでしょうか。その働きや食品に含まれる量を把握し、バランスよく取り入れましょう。
便秘の時に処方される酸化マグネシウムや豆腐作りに欠かせないにがりの主成分として、皆さんにも身近な必須ミネラルではないでしょうか。その働きや食品に含まれる量を把握し、バランスよく取り入れましょう。
マグネシウムは生体内で約50~60%がリン酸塩や炭酸塩として骨に沈着しています。残りの約40%は筋肉や脳、神経に存在します。生体内では多くの酵素を活性化して、生命維持に必要なさまざまな代謝に関与しています。マグネシウムはカルシウムや鉄などと同様に、人体に必要不可欠なミネラルです。
■マグネシウムのはたらき
①カルシウムとともに骨や歯を作り、骨代謝がスムースに行われるようサボートする。
②筋肉の正常な収縮を司り、心筋梗塞や動脈硬化を予防する。
③血管の正常な機能を司り、血管拡張により血圧低下、血小板の凝集による血栓の形成を押さえ、高血圧や動脈硬化を予防する。
②筋肉の正常な収縮を司り、心筋梗塞や動脈硬化を予防する。
③血管の正常な機能を司り、血管拡張により血圧低下、血小板の凝集による血栓の形成を押さえ、高血圧や動脈硬化を予防する。
■マグネシウムの過剰と欠乏
マグネシウムは腸管(主に小腸)で吸収され、腎臓で排泄されます。吸収機能はビタミンDによって促進され、過剰のカルシウムやリンによって抑制されます。マグネシウムの摂取量が不足すると腎臓で再吸収が促進されたり、骨からマグネシウムが放出されたりすることで、マグネシウムの血中の濃度を一定に保っています。
飲酒やストレスは、マグネシウムの吸収を阻害します。一方.ビフィズス菌(チーズ・ヨーグルトなどの乳製品)・オリゴ糖(大豆、バナナ、ハチミツなど}はマグネシウムの吸収を高めます。
飲酒やストレスは、マグネシウムの吸収を阻害します。一方.ビフィズス菌(チーズ・ヨーグルトなどの乳製品)・オリゴ糖(大豆、バナナ、ハチミツなど}はマグネシウムの吸収を高めます。
参考文献 1)ミネラルの教科書
http://mnritext.jp/
2)簡単!栄養 and カロリー計算
http:/www.eiyoukeisan.com
http://chojurin.jp/mineral_balance.html
http://mnritext.jp/
2)簡単!栄養 and カロリー計算
http:/www.eiyoukeisan.com
http://chojurin.jp/mineral_balance.html
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