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えつこ先生の義歯洗浄の手順と注意点

投稿日:2022.04.25

4月25日発行のナースマガジン39号の桝井えつこ先生監修『達人に訊く!』はもうご覧いただけましたか?

認知症患者のオーラルマネジメントについてお話いただき、「認知症患者のオーラルマネジメント お悩み別解決のヒント」として義歯の管理について触れていただきました。取材では色々とお話を伺い、義歯洗浄の手順についてもお話いただきましたので、注意点とともにご紹介します!

また、ナースの星Webセミナーでは6月に、えつこ先生にて「義歯」をテーマに開催予定です。
症例を見ながら学べる内容になっていますのでぜひご参加ください!

義歯洗浄の手順と注意点

洗浄の手順 昼間

食後に義歯を外したら、流水下で義歯ブラシを使用し擦り洗いする。
※義歯洗浄剤を使用する場合は、昼間にスタッフや家族がいる時間帯にする。

注意点

洗浄剤を使用するだけでは汚れは落ちないので、必ず洗浄剤に漬ける前後にはブラシで擦り洗いをする。

洗浄の手順 夜間

流水下で義歯ブラシを使用し擦り洗い後、水道水に浸した容器で保管する。

注意点

義歯は、記名した透明の密閉容器に、水道水を入れて保管する。
※阪神大震災以降は、上述のような保管方法を推奨している。
   ⇓
●容器が透明だと、蓋を開けなくても確認できる。
●蓋が付いていることで災害時にもこぼさずにスムーズに持ち出せる。
●義歯洗浄剤に漬けてある場合、水で洗い流さないと化学熱傷のリスクがある。
義歯洗浄の際は、口腔粘膜や歯以外にも、義歯のクラスプ(針金部分)をかけている歯の根本の清掃を忘れないようにしましょう。高齢になるにつれて根面齲蝕が増加するため、歯の隙間や根本の清掃は、歯間ブラシなど補助用具を使用し清潔に保つようにしましょう。

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