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ニュートリション・ジャーナル NUTRITION JOURNAL第9回

ニュートリション・ジャーナル NUTRITION JOURNAL ” 理解なき支援が「溝」を生む” Vol.02_その4

投稿日:2017.08.30

個々の患者さんで状況が異なるため 人間愛が必須

「在宅医療に携わるようになってから、いろいろなものが見えてきた」とおっしゃる先生は大勢いらっしゃいます。
急性期医療の世界で高度な知識と技術を身につけた先生方が、患者のその後の生活を目の当たりにして、新たな発見をするのだと思います。

本来は、これらが並行して学べる環境が必要なのでしょう。
教育機関の中には、医学知識を学ぶことと並行して医療現場の実態を体験させる教育に力を入れているところもありますが、医学教育の内容が膨大で、なかなかうまくいっていないようです。
教科書の内容も最近では、ガイドラインなどを参考にして、エビデンスの明らかになった内容から順番に学ぶことが多いので、経験的なことをゆっくり体感しながら学べない現実もあります。

口から食べることの大切さと危険性を体感している専門領域の先生方は、裏付けとして、機能評価のエビデンス、食形態の研究、実践が必須なのです。
今回、登場する先生方は、ご自身の体験をワクワクする夢のある形で私たちにご教示下さいました。どうして、実践できたのか?
根底に「人間愛」があるからですね。
鷲澤尚宏
(わしざわ・なおひろ)
医学博士。東邦大学医学部臨床支援室教授。同医療センター大森病院栄養治療センター部長。
消化器外科、栄養治療という専門分野を通して、日本における栄養サポートチーム(NST)の普及に初期より尽力。地域の医療・介護スタッフからも頼られる存在。

ニュートリション・ジャーナル
理解なき支援が「溝」を生むVol.02
その4『鷲澤尚宏先生に聞く』

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