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透析看護の基本のキ!第11回

第11回 ドライウエイトとは

投稿日:2015.08.24

DWとは透析による除水によって体の中の余分な水分を抜いたときの体重の事です。
そのDWよりも体内の水分を除水してしまうと血圧低下を来す体重ということになります。

DWを決定する際に心胸比を参考にするほか、浮腫の有無・血圧が正常範囲内に保てるか・心不全症状が起こらないか・心エコーによる心機能評価・超音波検査で下大静脈の拡張がないか、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド値(HANP)、日々のQOLが保てるかを参考に決定されます。

DW設定以後痩せてしまえば、DWに到達したとしても筋肉や脂肪組織の比率が減り体液量の比率が増えているということになります。増えてしまった体液量の分、DWを下げる必要があります。

また太ってしまった場合はその逆となり、体循環量を増やし正常な血圧が保てるようにDWをアップさせる必要があります。

参考文献 透析ケア・最新マニュアル 改訂2版  基本の技術と事故・トラブルを未然に防ぐ知識  医学芸術社
執筆ライティング :看護師 水田 みゆき

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